熱意を伝える基本は志望動機にあります
人材派遣の面接で熱意を伝える方法は、実は決して難しくはありません。
次のポイントを意識したうえで志望動機をしっかりと伝えるようにしましょう。
どうしてその人材派遣会社を選ぼうと思ったのか、どのような企業に派遣されて、どのように働きたいと思っているのかを伝えてください。
また目標があればそれを伝えるのもよいですが、どんな内容でもとにかく細かく伝えてください。
「がんばって働きたいです!」のようにあまりにも漠然とした目標、熱意では決して相手には伝わりません。
「御社は○○などの企業に派遣を行っているので、○○で事務として働き、スキルアップしていきたい」など細かい情報を踏まえてアピールすると熱意があると捉えてもらえます。
熱意を伝えるには褒めるのが基本です
人材派遣会社はじめ、どのような企業でも入社希望者の熱意がどのくらいなのか、ということをとても重要視しています。
しかし熱意を伝えてほしい企業と裏腹に、熱意を伝えることが重要だと思っている人はあまり多くないのです。
本気で自分の会社に入りたい人、自分の人材派遣会社で働きたいと思っている人を求めているのですから、求めている人物像に該当しなければ、やはりいつまでも人材派遣会社で働くことはできません。
熱意を伝える方法はいくつかありますが、もっとも簡単な方法はやはり企業を褒めることです。
業績がよいですね、上場しているからすごいですねなどと適当な褒め方ではいけません。
どのような商品を開発していて、どのようなことに力を入れているからすごいと思っている、ということを細かく伝えることで人材派遣会社をはじめ、企業の面接官もきっと嬉しくなるはずです。
面接問答集を見て選んだような言葉ではなく、その企業の情報をしっかりと調べたからこそわかる言葉で褒めるようにしてください。
熱意は表情と抑揚で伝えます
具体的に自分の志望動機などを伝えたとしても、それが相手の心に届かなければ意味がありません。
どれだけ細かい内容で、しっかりと調べていることが伝わったとしても、面接官の心にまで届かなければ結局は意味がないのです。
そこで話す内容によって、表情や抑揚をつけてみてください。
相手にどのように受け取って欲しいと思っているのかを十分に考えてください。
たとえば真剣に自分の熱意を伝えたいと思っているにもかかわらず、笑顔でヘラヘラして伝えてもなにも意味がありません。
熱意を伝えたいのであればやはり真剣な表情で、少し低い声で話すのが理想的です。
もちろん大きな声で一生懸命話すのもよいのですが、あまりにも大きな声で畳み掛けるように話をしているとただ暑苦しい人だと思われてしまいます。
面接はただ自分の気持ちを伝えるだけではなく、面接官に対して気持ちを届けられるかどうかが何よりも重要ですので、間違ったアピールの方法で自分の評価を下げてしまっては意味がありません。
面接官に質問することは決意の表れです
どのような面接においても最後の質問には「何かわからない点や質問はありますか」など面接官からの問いかけで終わります。
もちろんここでとくにないと終わるのもよいのですが、実はここは熱意を伝える上で最高のアピールポイントです。
その人材派遣会社がどのような企業で活躍できるのか、入社してからすぐに働けるのか、などすぐにでも働きたいということを伝えたり、自分が活躍できるのが待ち遠しいという気持ちをアピールしたりするのもおすすめです。
何も聞きたいことがないにもかかわらず、ムリして質問する必要はないと思われるかもしれません。
しかし面接の最後で何か自分の気持ちをアピールできるチャンスがあれば、そのチャンスをみすみす逃してはいけません。
アピールできるポイントは最後まで利用し、面接官に対して自分の気持ちをしっかりと伝えられるようにしておいてください。
それだけでも、他の人との差別化をはかることに繋がります。
(まとめ)人材派遣の面接で熱意をどう伝えればよいの?
1.熱意を伝える基本は志望動機にあります
人材派遣の面接で熱意を伝えるなら、志望動機を詳しく伝えることが重要です。
どうしてこの人材派遣を選んだのか、どのように働きたいのかなどを、漠然とではなく詳細に説明することで相手にしっかりと熱意を伝えることができます。
2.熱意を伝えるには褒めるのが基本です
人材派遣会社に自分の熱意を伝えるのであれば、その人材派遣会社のよい部分を褒めるようにしましょう。
褒めるのはよいのですが適当な褒め方ではなく、できるだけ細かい部分を褒めるようにすると、よりよいアピールになります。
3.熱意は表情と抑揚で伝えます
志望動機などを伝えるのであれば、相手の心にしっかりと届くように表情や抑揚にも意識してください。
話の内容に合う表情、声の大きさなどを意識して話すことで、相手の心に届きやすくなります。
ただ大きな声で元気良く話をすればよいわけではないのです。
4.面接官に質問することは決意の表れです
人材派遣の面接で面接官から質問はないですか?と聞かれた時には、自分の熱意を最大限にアピールしてください。
何もありませんと答えるのももちろん悪いことではありませんが、自分の熱意をアピールできるにも関わらずそれをムダにしてしまっています。
著者情報
プロフィール:佐藤 義弘 転職者の悩みに答える情報を発信している人事コンサルタント。様々な企業の人事の悩みに答えている。 |